dly_tskとtslp_tskについて

弊社RTOS「μC3/Compact」、「μC3/Standard」に関するご質問
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eForce技術担当
記事: 193
登録日時: 2014年4月24日(木) 14:18

dly_tskとtslp_tskについて

投稿記事 by eForce技術担当 » 2016年10月03日(月) 17:28

μC3においては、
dly_tskの場合、0指定で次回のチック割込みまで待ち状態になり、1指定で
2回目のチック割込みまで待ち状態になります。
そのため、遅延時間は(指定時間+チック時間)未満になりますので、
dly_tsk(1)とした場合には、
チック時間の設定を1(msec)のときに、
1msec≦遅延時間<2msec
となります。

これはμITRON4.0の仕様書では、dly_tskの部分では、
「時間経過待ち状態からの解除は、このサービスコールが呼び出されてから
dly_timで指定された以上の時間が経過した後に行うことを保証しなければならない」
ことに沿ったものとなります。

なお、txxx_yyyの場合は、
txxx_yyyでは0指定がポーリング動作になるため、1指定で次のチック割込み
まで待ってタイムアウトになります。そのため、上記のdly_tsk(1)と
同等の処理としたい場合は、txxx_yyy( ,1+1)として頂く必要がございます。

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